契約上のトラブルが後日発生することを防ぐためには、将来争いが生じやすい
事項につき、あらかじめ適切な規定を設けておくことが大切です(債務整理時に
注意)。
法律に定めがあるため、契約書への記載の有無にかかわらず同じ効果が生じ
る場合であっても、記載することでより明確にすることができるので、争いの生じ
やすい事項については、予防のためにぜひとも明文の規定をおいたほうがよい
でしょう( 債務整理の際、気をつける)。

① 履行期日、存続期間
履行期日は、売買・請負などの場合に問題となり、存続期間は、賃貸借・雇用
などの場合に問題となります。

② 契約解除
契約解除は、解除権の行使によってなされます。
解除権には、法定解除権と約定解除権があります。
法定解除権は、契約上の債務不履行があった場合、特定物の売買において目
的物に隠れた暇疵 (欠陥)があった場合などに、法律上当然に認められます
( 債務整理の際、重要)。
法定解除をする場合、相手に契約違反 (契約不履行)があっても、履行の催吉
をしなぃと解除できません。
催告に時間がかかり、せっかくの解除のチャンスを逃すこともありますから、催
告なしでも解除できるとぃう無催告解除の特約を契約時にしておくのがふつうです。

債務整理の際の、保全手続の流れ5

・上手に債権を回収( 債務整理)した

債権回収( 債務整理)は、押しの一手に限る、という人がいますが、相手がだれで
も通用するというわけではないでしょう。
正面から攻めても博があかない場合には、その周辺から攻めるという手もありま
す。

A社のB君は、経営危機の噂が立っているC産業に対する債権回収( 債務整理)
を担当していました。
いろいろと調査をした結果、どうやらC 産業には隠し財産があるらしいという噂
を聞きこみました。
しかし、なかなかその実態はつかめませんでした。
経理関係者を始め、数人の従業員から、あの手この手で情報を得ようとしました
が、一向に博があきません。

何とか方法はないものかと思案したのち、B君は、C産業の社長が最近頻繁
に出入りしているクラブがあることを嗅ぎつけました。
それまで堅物で通っていたC産業の社長が、急にクラブに出入りを始めるのも
おかしい、と思ったB君は、いろいろと苦労した結果、そのクラブの一人のホス
テスに接近しました。B君は、そのホステスから、最近C産業の社長がマダムの
名義で不動産を購人した事実をつかみました。

こうなれば後は簡単です。
数か月後、B君は、ホステスから得た隠し財産の情報をもとに、他の債権者を
尻目に、見事、全額の債権回収(債務整理)に成功したということです。